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中東、サウジアラビアの文化習慣、ワーホリなど海外での異文化体験を書いています。

サウジアラビアは女性一人旅が可能?イスラム教の禁止ルールや注意点は?

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street view with palm tree
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サウジアラビア在住35年以上。孫沢山のアラカンです。アフターコロナの観光に最適。コロナ感染者は、99%減少。今まで観光ビザが発給されてこなかったので、未だに世界に知られていない世界遺産が6つあります。ただ観光地としての認知度が低いので、旅行するには、ちょっと気が引けるという方のサポートをしています。
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こんにちは、カマルです。
当ブログにお越し頂きありがとうございます!

この記事では、未知の国サウジアラビアの治安情勢について書いています。

なんといっても観光するときに、一番心配なことは、その国の治安です。

サウジアラビアのニュースで耳にするのは、ネガティブな出来事が多いので「サウジの治安って本当にだいじょうぶなの?」
という声が聞かれます。

この記事では、女性のひとり旅は、可能なのか 、またイスラム教の禁止ルール、注意する点などを書いています。

また、窃盗、詐欺、ひったくり、誘拐、テロなどの治安について述べています。

サウジアラビアは、女ひとり旅をしても大丈夫なの?夜の繁華街は、どうなの?

サウジアラビアに35年以上住んでいる私から言えることは、夜、女の人が一人で暗い道を歩かない限り安全な国だということです。

夜の商店街などでは、女の人がひとりで歩いていても大丈夫ですが、人通りの少ない小路など注意が必要です。

夜の繁華街を女の人が一人歩きするのは、どこの国に行っても危険ですよね。

しかし、この国は繁華街はありません。商店街はありますが、飲み屋やバーなどのお酒を扱う商業施設はないので比較的安全です。

なので、酔って喧嘩ざたになったり、通りすがりの人に絡んだりはしないので飲酒上の治安面では安全です。

イスラム教の禁止ルールとは?

イスラム教の盟主であるサウジアラビアは、厳格なイスラム法(シャリーア)に従い法律が定められています。

上の文章で、サウジには、繁華街がないと述べましたが、どうしてなのかと不思議に思われたかもしれませんね。

それは、飲酒が、禁じられているからです。 

当然、酒屋やスーパーでも酒類は、販売されていません。
国外からの持ち込みも厳禁ですから十分に注意しましょう。

また豚肉も食べてはいけません。

ラード入り食品や、ベーコンなども当然ご法度ですから、日本や他国から持ち込まないようにしましょう!

空港の荷物検査で引っかからないように気をつけましょう。

サウジアラビアでの窃盗、詐欺、ひったくりなどの治安面はどうなのか?

サウジアラビアは、外国人労働者が人口の3割ほどです。ドバイなどは、人口の8割を外国人労働者に依存しています。

もし出稼ぎ外国人労働者が窃盗や詐欺事件を起こしたら、即、国外退去になるのでそのような事件を起こす確率は低いです。

しかしながら、これからサウジも観光地化していくことになるので、将来的には注意が必要になるかもしれません。

では、窃盗や詐欺、ひったくりに遭遇しそうな場所について説明していきます。

サウジアラビアの治安で注意するべき意外な場所とは?

サウジアラビアの治安で注意するべき場所は、イスラム教徒の方が対象となりますが……

意外にもお祈りをする場所なのです。

カーバ神殿のあるアルハラム寺院

全世界からイスラム教徒たちが参拝にやってくるアルハラム寺院です。

えっと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そのような全世界のイスラム教徒の羨望の神聖な場所が治安が悪いとはどういうことなのと思われたことでしょう。

メッカのカーバ神殿があるアルハラム寺院は、世界中からいろんな国の人たちが参拝するためにやってきます。
そしてイスラム教徒にとっては、神聖で安全でおごそかな場所なのでまさか泥棒など悪いことをする人間はいないだろうと考えますね。

しかし、これが実は落とし穴なのです。そのような人たちの心のすきまを狙っての犯行なのです。

お祈りをしている間にスマホを盗まれたり、カバンを盗まれたりしたという話をよく聞きます。
貴重品は、厳重に管理してください。

一番いい方法は、カバンなど余計なものを持ち込まないことです。
必要最低限のものは、靴などを入れるナイロンのケース(参拝する時は、入り口で靴を脱ぎます)とスマホなどですね。

サウジの治安で注意するべき場所は他にはどんなところでしょうか?

 

タクシーの相乗り

サウジでは、タクシーが日本と比べるとかなり安いです。
また相乗りをするとより経済的になりますね。しかし、このあいのりタクシー内で詐欺事件が発生したのです。

この事件は、詐欺グループ(タクシーの運転手も共謀)が日本人をターゲットにして車内でその仲間の一人が財布を落としたフリをしそれを拾った日本人が恐喝され所持金を奪われた事件です。

ただこの事件は、タクシー配車アプリ(UberやCareem)が登場する前の出来事だということをお断りしておきます。

相乗りは、経済的ですが、このような事件も発生しているので十分注意して乗車しましょう。

サウジアラビアで人混みの多い場所では窃盗に注意しよう!|夜間の女性の一人歩きは避けよう!

サウジアラビアはヨーロッパなどのように観光地化は、まだしていないので、ひったくりなどは、めったにおきないのですが、人混みの多いところや女性の一人歩きは、狙われやすいので十分注意しましょう。

商店街が並んでいるダウンタウンエリアで、過去に日本人が、ズボンの後ろに入れてあった財布が盗まれたりした事件などが発生しています。

人混みの多いダウンタウンでは、十分にバッグ、財布などの貴重品には注意してください。

サウジアラビアは治安は比較的安全ですが夜間は、人通りの少ない暗い道では女性の方は特に気をつけてください。
過去にレイプ事件などが発生しています。

サウジでのテロや誘拐事件などはどうなの?

サウジアラビアでは、過激派によるテロはあるのか?

テロは、2015年に東部州のモスク(イスラム教の礼拝堂)内で自爆テロが2回ありました。

また2016年には、連続自爆テロがおきました。1件目は、ジェッダのアメリカ領事館の近くでおき、犯人が自爆し、警察官が軽症を負いました。2件目は、東部州のイスラム教シーア派のモスク(イスラム教礼拝堂)をねらったようですが、未遂に終わり犯人は自爆しました。3件目は、イスラム教の預言者ムハンマドが埋葬されている聖地メディナで自爆テロがあり、死者4人、1人が軽症を負いました。

時は同じではありませんが、東部州で自爆テロ未遂事件がありました。犯人は、女装をして(車内でアバーヤを着て顔にベールをおおい仮装して)モスク内に入ろうとしたところ二人の青年に見つかり彼らの前で自爆しました。悲しいことにこの犯人を見つけた青年たちも自爆に巻き込まれ犠牲になってしまいました。

2017年10月には、ジェッダの「ジョオハラスポーツスタジアム」前で爆破未遂事件などもありました。

以上の過激派による自爆テロは、宗派の違いによるものであったり、欧米関連施設やサウジ治安部隊が標的にされました。

サウジアラビアで誘拐事件ってあるの?

サウジアラビアでは、誘拐事件も時々耳にします。

数年前にジェッダにある「ファンタイン」という屋内遊園地で少女が誘拐され腎臓を片方摘出されてまた同じ遊園地に少女が連れ戻されたという痛ましい事件が発生しました。

少女は母親の目の前で遊んでいたのですが、母親がスマホに夢中になっている間に連れ去られたようです。
隠しカメラに犯人像が写っていたらしいのですが、アバーヤを着て顔にはベールを掛けているので特定出来なかったようです。

このような悲惨な事件が起きないように、くれぐれもサウジアラビアの遊園地や公園では、親は幼児から目を離さないようにしましょう。

サウジの治安状況を外務省の海外安全ホームページから調べてみた

サウジアラビアの治安状況を外務省の海外安全ホームページから調べてみました。

南部のイエメン国境付近は、危険度はレベル3(渡航中止勧告)ですが、それ以外の地域はレベル1(十分に注意)です。

                    
海外安全ホームページ

出典元:外務省海外安全ホームページ

渡航する時は、必ず外務省の海外安全ホームページを開いて最新情報を確認しましょう。

終わりに

サウジアラビアは、外務省の海外安全ホームページで調べると危険度はレベル1になっています。

外務省の海外安全ガイドラインによるとレベル1とは、

レベル1:十分注意してください。

「その国・地域への滞在にあたって危険を避けていただくため、特別な注意が必要です」

となっています。

しかし、サウジを旅行する際に注意したいことは、他の国を旅行する際にも通じる常識的なものでもありますね。

東部州のモスク内で起きた自爆テロ事件は、同じイスラム教徒でも宗派の違いによるテロです。
他の国で見られるような異教徒をねらった事件ではありません。

危険情報が発出されていない地域でもISILやアルカーイダ等の過激派組織によるテロ事件が先進国に限らず世界中で発生しています。

旅行するときは、いつでもどこでも、突発的な事件、事故は起こりうるものだということを頭の片隅において旅行したほうがいいですね。

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サウジアラビア在住35年以上。孫沢山のアラカンです。アフターコロナの観光に最適。コロナ感染者は、99%減少。今まで観光ビザが発給されてこなかったので、未だに世界に知られていない世界遺産が6つあります。ただ観光地としての認知度が低いので、旅行するには、ちょっと気が引けるという方のサポートをしています。
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